CCUSレベル判定の基準と必要資格【職種別早見表】2026年最新版

「CCUSのレベルを上げたいけど、自分の職種では何の資格が必要なの?」「あと何日現場に出ればブルーカードになれる?」──元請けから「シルバーカード以上でないと入場できない」と言われ、焦って調べ始めた方も多いのではないでしょうか。

この記事では、CCUSのレベル判定(能力評価)の仕組みから、型枠・鉄筋・電気工事・とびなど主要職種ごとの具体的な判定基準(必要資格・就業日数・職長経験)まで一覧表で解説します。現在申請手数料が実質無料のうちに、ぜひ今日の状況を確認してみてください。

📌 この記事のポイント

  • CCUSのレベルは1〜4の4段階。評価軸は「就業日数・保有資格・マネジメント経験」の3つ
  • 就業日数の共通目安:レベル2=3年(645日)・レベル3=7年(1,505日)・レベル4=10年(2,150日)
  • 必要な「資格の種類」は職種ごとに異なる。型枠・鉄筋・電気・左官・とび・配管・大工・内装仕上・塗装の9職種を早見表で掲載
  • 申請手数料は現在実質無料(当面延長継続中)。申請は事業者(雇用主)が行う
  • 2024年4月以降、就業日数はCCUSカードタッチ実績のみが有効(書面による遡及は不可)

CCUSのレベル判定(能力評価)とは?4段階カードの仕組み

CCUSのレベル判定(正式名称:建設技能者の能力評価制度)とは、建設キャリアアップシステムに蓄積された就業実績・保有資格・マネジメント経験をもとに、技能者をレベル1〜4の4段階で評価する制度です。国土交通省が認定した各職種の能力評価実施団体が審査を行います。

CCUSの4段階レベルとカードの色を示す図

レベルとカードの色の対応

レベルカードの色概要
レベル1グリーン初級技能者(CCUSに登録したての方)
レベル2ブルー中堅技能者(3年以上の経験・基本資格あり)
レベル3シルバー職長・班長クラス(7年以上・職長経験あり)
レベル4ゴールド高度なマネジメント能力を持つ最上位技能者

能力評価申請をしていない技能者は全員レベル1(グリーン)のままです。2024年12月末時点でレベル判定を受けた技能者は144,540人(レベル4:63,672人・レベル3:38,825人・レベル2:42,043人)となっています。
(出典:国土交通省「建設技能者の能力評価制度について」https://www.mlit.go.jp/totikensangyo/const/totikensangyo_const_fr2_000040.html 参照日:2026-06-10)

能力評価の対象職種

2025年12月時点で49分野(国土交通省公表)が対象です。登録技能者の約9割をカバーしています。(出典:同上)

職種ごとに「能力評価実施団体」が定められており、申請先や判定基準の細部が異なります。主な職種と担当団体の一覧は後述の「申請手順」セクションで確認できます。


CCUSレベル別年収の目安——レベルが上がるほど収入が増える

CCUSでレベルが上がると、現場での評価だけでなく収入にも直結します。国土交通省は、公共工事設計労務単価をもとに試算した「レベル別年収の目安」を公表しており、能力評価を受けたすべての技能者にとってレベルアップの経済的メリットを確認できます。

レベル別年収の目安(全国・全職種平均)

下表は、令和7年12月改定(2025年12月)の国土交通省公表データに基づく、全国・全職種平均の年収目安です。

CCUSレベル目安となる経験・資格標準値(下限目安)目標値(目指す水準)
レベル1経験5年未満385万円523万円
レベル2経験5年以上10年未満420万円587万円
レベル3経験10年以上または一級技能士444万円645万円
レベル4登録基幹技能者550万円719万円

(出典:国土交通省「建設キャリアアップシステム(CCUS)におけるレベル別年収の公表(令和7年12月改定)」https://www.mlit.go.jp/tochi_fudousan_kensetsugyo/const/content/001971655.pdf 参照日:2026-06-10)

  • 標準値:各レベルで賃金の低い方から15%程度の技能者の年収相当。この水準を下回る支払いが続く場合、国土交通省は労務費ダンピングの恐れがないか重点調査を行う基準となっています。
  • 目標値:各レベルの賃金実態の「平均以上」として設定された、事業者が目指すべき賃金水準。公共工事設計労務単価が支払賃金に反映された場合に相当します。

⚠️ 上表の数値は公共工事設計労務単価をもとにした国交省による試算値(全国・全職種平均)です。職種・地域・雇用形態・企業規模によって実際の収入は異なります。また、令和8年4月以降は改定値が適用されており、最新値は国土交通省「労務費に関する基準ポータルサイト」(https://roumuhi.mlit.go.jp/related-measures/ccus)でご確認ください。

レベル1からレベル4へと上がると、目標値ベースで年間約196万円(約37%増)の差が生じます。2025年12月の改定からは、従来の「賃上げ目安」という位置づけが建設業法上の指導に結びつく「基準」へと格上げされ、レベルアップによる処遇改善は業界全体の方向性として一層重要になっています。

関連記事:CCUSレベルで年収はどう変わる?レベル1〜4の収入と「次のステップ」完全ガイド


レベル判定の3つの評価軸

職種に関わらず、レベル判定は以下の3つの評価軸で判断されます。

評価軸内容計算の基準
① 就業日数(経験)CCUSカードリーダーでタッチした就業日数1年=215日換算
② 保有資格(知識・技能)職種指定の技能検定・特別教育・施工管理技士など職種によって異なる
③ マネジメント経験職長・班長としての就業日数(CCUSに記録されたもの)レベル3以上で必要

重要:2024年4月から「見なし判定」が廃止されました。 過去の現場経験を書面(工事台帳・健康保険証等)で証明する「見なし判定」は使えなくなり、CCUSカードリーダーでタッチした就業実績のみが評価対象です。これから登録する方は、まず技能者登録を完了させてカードをもらい、日々の現場でカードをタッチする習慣をつけることが先決です。

関連記事:CCUS技能者登録の手順・必要書類・費用を完全解説【2026年最新版】


【全職種共通】レベル2・3・4の就業日数・職長経験の目安

就業日数と職長経験の「日数基準」は職種を問わず概ね共通しています(※一部職種で例外あり)。

レベル就業日数(目安)職長・班長経験備考
レベル1 → レベル23年以上≒645日以上不要基本資格の取得も必要
レベル2 → レベル37年以上≒1,505日以上1年(215日)以上職種によって職長経験年数が異なる(後述)
レベル3 → レベル410年以上≒2,150日以上3年(645日)以上高位資格(登録基幹技能者等)が必要

⚠️ 上記の日数はあくまで「目安」です。各職種の能力評価実施団体が定める正式な基準とは一部異なる場合があります。申請前には必ず各団体の最新の判定基準を確認してください。

「自分が今どのレベルに近いか」を手軽に確認したい場合は、CCUS公式の能力評価サポート診断ツールが便利です。職種・就業日数・保有資格を入力すると、現在のレベルと次のステップが表示されます。
(出典:CCUS「能力評価サポート診断」https://lv-asses-sup.ccus.jp/ 参照日:2026-06-10)


【職種別早見表】主要5職種のレベル判定基準一覧

ここからは、公式情報をもとに確認した主要5職種の判定基準を詳しく解説します。「必要な資格名がわからない」という最大の疑問を解消するために、資格名を具体的に記載しています。

ℹ️ 以下の基準は各能力評価実施団体の公式情報・公式PDFをもとに作成しています。改定されている場合があるため、申請前には必ず各団体の最新情報を確認してください。

型枠大工

レベル就業日数必要資格職長・班長経験
レベル2(ブルー)3年≒645日玉掛け技能講習 + 丸のこ等取扱作業従事者安全衛生教育不要
レベル3(シルバー)7年≒1,505日型枠施工1級技能士 または 型枠支保工の組立て等作業主任者技能講習 + 足場関連資格 + 職長・安全衛生責任者教育1年≒215日
レベル4(ゴールド)10年≒2,150日登録型枠基幹技能者 または 優秀施工者国土交通大臣顕彰 + レベル2・3の資格3年≒645日

(出典:行政書士ながら事務所・型枠工解説ページ https://gyousei-nagara.com/katawaku.html 参照日:2026-06-10)

ポイント: レベル2はまず「玉掛け技能講習」と「丸のこ取扱教育」の2つから始めましょう。どちらも数日間の講習で取得可能です。


鉄筋工

レベル就業日数必要資格職長・班長経験
レベル2(ブルー)3年≒645日玉掛け技能講習不要
レベル3(シルバー)7年≒1,505日1級鉄筋施工技能士(鉄筋組立て作業 または 施工図作成作業)3年≒645日(職長・班長合計)
レベル4(ゴールド)10年≒2,150日登録鉄筋基幹技能者 / 優秀施工者国土交通大臣顕彰 / 安全優良職長厚生労働大臣顕彰 / 卓越した技能者のいずれか3年≒645日

(出典:全国鉄筋工事業協会 https://www.zentekkin.or.jp/education_evaluation/ccus/ 参照日:2026-06-10)

⚠️ 注意: 鉄筋工のレベル3は職長経験が3年(645日)と、他の多くの職種(1年・215日)より長く設定されています。早めの職長・班長経験の蓄積が重要です。


電気工事(電工)

レベル就業日数必要資格職長・班長経験
レベル2(ブルー)3年≒645日第一種電気工事士試験合格者 または 第二種電気工事士免状取得者不要
レベル3(シルバー)5年≒1,075日(条件により7年・10年)第一種電気工事士免状 / 第一種電気工事士試験合格+認定電気工事従事者(7年以上の場合)など複数パターンあり記載なし
レベル4(ゴールド)10年≒2,150日登録電気工事基幹技能者 / 建設マスター受賞者 / 現代の名工のいずれか + レベル3資格3年≒645日

(出典:行政書士ながら事務所・電気工事解説ページ https://www.gyousei-nagara.com/denkikouji.html 参照日:2026-06-10)

⚠️ 注意: 電気工事はレベル3の就業日数が5年(1,075日)と、他の職種(7年・1,505日)より短い場合があります。ただし保有する資格によって要件が変わるため、各パターンを確認してください。


左官

レベル就業日数必要資格職長・班長経験
レベル2(ブルー)3年≒645日2級左官技能士 / 砥石取替え特別教育 / 足場組立作業等関連講習のいずれか不要
レベル3(シルバー)7年≒1,505日1級左官技能士 または 青年優秀施工者1年≒215日
レベル4(ゴールド)10年≒2,150日登録左官基幹技能者 / 1級建築施工管理技士 / その他高位表彰のいずれか3年≒645日

(出典:日本左官業組合連合会 https://www.nissaren.or.jp/16675 参照日:2026-06-10)


とび工

レベル就業日数必要資格(概要)職長・班長経験
レベル2(ブルー)3年≒645日玉掛け技能講習 + 足場関連の特別教育・技能講習不要
レベル3(シルバー)7年≒1,505日1級とび技能士 または 足場の組立て等作業主任者技能講習1年≒215日
レベル4(ゴールド)10年≒2,150日登録とび・土工基幹技能者 または 優秀施工者国土交通大臣顕彰3年≒645日

(出典:国土交通省「能力評価基準(とび・土工工事業)」https://www.mlit.go.jp/totikensangyo/const/content/001377089.pdf より概要を抽出。詳細は各団体で確認 参照日:2026-06-10)


追加5職種のレベル判定基準

配管工(管工事)

配管工の能力評価は、(一社)日本空調衛生工事業協会・(一社)日本配管工事業団体連合会・全国管工事業協同組合連合会が実施しています。

レベル就業日数主な必要資格職長経験
レベル2(ブルー)3年≒645日2級配管技能士 / 給水装置工事配管技能者 / 高所作業車運転技能講習 等のいずれか不要
レベル3(シルバー)7年≒1,505日職長・安全衛生責任者教育(必須)+1級配管技能士 / 2級管工事施工管理技士 / 排水設備工事責任技術者 等のいずれか1年≒215日
レベル4(ゴールド)10年≒2,150日登録配管基幹技能者 / 1級管工事施工管理技士 / 給水装置工事主任技術者 等のいずれか3年≒645日

(出典:国土交通省「能力評価基準【配管】」https://www.mlit.go.jp/totikensangyo/const/content/001378340.pdf 参照日:2026-06-10)


建築大工

建築大工の能力評価は、全国建設労働組合総連合(全建総連)・(一社)JBN・全国工務店協会等が実施しています。

レベル就業日数主な必要資格職長経験
レベル2(ブルー)3年≒645日丸のこ等取扱作業者安全衛生教育(必須)+足場の組立て等作業従事者特別教育 等のいずれか不要
レベル3(シルバー)7年≒1,505日1級または2級建築大工技能士 / 1級または2級建築施工管理技士 / 建築士資格 等のうち2つ以上0.5年≒108日(班長以上)
レベル4(ゴールド)10年≒2,150日登録建築大工基幹技能者 / 優秀施工者国土交通大臣顕彰(建設マスター) / 現代の名工 等のいずれか3年≒645日

(出典:国土交通省「能力評価基準【建築大工】」https://www.mlit.go.jp/totikensangyo/const/content/001377090.pdf 参照日:2026-06-10)

⚠️ 注記: 建築大工のレベル3は職長経験が0.5年(108日)と他職種(1年=215日)より短い特例です。また、レベル3は資格を2つ以上保有する要件があります。


内装仕上工事

内装仕上の能力評価は、(一社)全国建設室内工事業協会・日本建設インテリア事業協同組合連合会等が実施しています。

レベル就業日数主な必要資格職長経験
レベル2(ブルー)3年≒645日2級技能士(内装仕上施工職種または表装職種) / 足場の組立て等作業従事者特別教育 / 有機溶剤作業主任者技能講習 等のいずれか不要
レベル3(シルバー)7年≒1,505日1級技能士(内装仕上施工職種または表装職種) / 2級建築施工管理技士 等のいずれか(レベル2資格の保有も必要)3年≒645日
レベル4(ゴールド)10年≒2,150日登録内装仕上工事基幹技能者 / 1級建築施工管理技士 / 優秀施工者国土交通大臣顕彰 等のいずれか3年≒645日

(出典:国土交通省「能力評価基準【内装仕上】」https://www.mlit.go.jp/totikensangyo/const/content/001995822.pdf 参照日:2026-06-10)

⚠️ 注記: 内装仕上のレベル3は職長経験が3年(645日)と、他多くの職種(1年=215日)より厳しい基準です。


建設塗装工

建設塗装の能力評価は、(一社)日本塗装工業会が実施しています(事務委託先:全建総連)。

レベル就業日数主な必要資格職長経験
レベル2(ブルー)3年≒645日2級建築塗装技能士 / 甲種・乙種危険物取扱者 / 有機溶剤作業主任者技能講習 / 足場組立等作業主任者技能講習 等のいずれか不要
レベル3(シルバー)7年≒1,505日職長・安全衛生責任者教育(必須)+1級塗装技能士 または 2級建築施工管理技士のいずれか(レベル2資格の保有も必要)1年≒215日
レベル4(ゴールド)10年≒2,150日登録建設塗装基幹技能者 / 1級建築施工管理技士 / 建築仕上げ改修施工管理技術者 / 優秀施工者国土交通大臣顕彰 等のいずれか3年≒645日

(出典:国土交通省「能力評価基準【建設塗装】」https://www.mlit.go.jp/totikensangyo/const/content/001403163.pdf 参照日:2026-06-10)


溶接工について

溶接工(CCUSコード:13溶接工)は、CCUSに職種登録コードとして存在しますが、2026年6月時点において、独立した能力評価分野(レベル判定)の対象職種として設定されていません。 単独での能力評価申請はできないため、主として従事する工事分野(基礎工事・解体工事など)の能力評価基準での申請をご検討ください。最新情報は国土交通省CCUSポータルの「能力評価分野及び申し込み先」(https://www.mlit.go.jp/tochi_fudousan_kensetsugyo/const/nouryokuhyouka_otoiawase.html)でご確認ください。


その他の職種について

上記9職種以外も同様に、就業日数の共通基準(レベル2=645日・レベル3=1,505日・レベル4=2,150日)は概ね共通していますが、必要資格の具体的な名称は職種ごとに異なります。

自分の職種の詳細な判定基準は以下の方法で確認できます。

  1. CCUSサポート診断ツール(公式): https://lv-asses-sup.ccus.jp/ で職種・就業日数を入力して確認
  2. 国土交通省「能力評価制度」ページ: 各職種のPDFが公開されています(https://www.mlit.go.jp/totikensangyo/const/totikensangyo_const_fr2_000040.html
  3. 各職種の能力評価実施団体に問い合わせる
「49分野」「50職種」「58区分」── 職種数の表記ゆれについて

CCUSのレベル判定対象職種数は、資料によって「42職種」「45職種」「49分野」「50職種」「58区分」など異なる数字が出てきます。

  • 49分野:国土交通省ポータルの2025年12月時点の公式数
  • 50職種:CCUS能力評価サポート診断ツールで選択できる職種数
  • 58以上の区分:職種によっては「大分類(例:塗装工事)」をさらに「小区分(例:建築塗装・橋梁塗装)」に分けるため、区分の合計は多くなる

古い記事には「35職種」「42職種」と記載されているものもありますが、制度の拡充に伴い対象は増えています。最新情報は国交省の公式ページでご確認ください。


CCUSレベル判定が経審Z点に与える影響|事業者向けシミュレーション

CCUSのレベル判定取得は、技能者個人のキャリア証明にとどまらず、事業者の経営事項審査(経審)Z点向上という直接的な経営メリットをもたらします。

Z点(技術力)とCCUSの位置づけ

Z点のうち80%を占める「技術職員数点数(Z1)」は、在籍する技術者・技能者のレベルに応じた係数を積み上げた数値をもとに算出されます。2020年(令和2年)4月の制度改正により、CCUSの能力評価(レベル判定)を取得した技能者がZ点の加点対象に加わりました。

CCUSレベル相当評価技術職員数値への係数
レベル4登録基幹技能者相当3点/人
レベル3技能士1級相当2点/人
レベル2以下(未判定含む)その他技術者1点/人

試算シミュレーション|技能者10人の中小建設会社の場合

同じ10人の技能者がいる会社でも、CCUSレベル判定の取得状況によってZ点が大きく変わります。

ケースA(未取得)ケースB(一部取得)ケースC(積極取得)
レベル4技能者0人2人3人
レベル3技能者0人3人5人
レベル2以下10人5人2人
技術職員数値合計10点17点21点
  • ケースA:10×1点=10点
  • ケースB:(2×3点)+(3×2点)+(5×1点)=17点
  • ケースC:(3×3点)+(5×2点)+(2×1点)=21点

ケースAとCの差は技術職員数値で+11点。この差がZ1換算テーブルを通じてZ1点数に反映され、さらに総合評定値(P点)に波及します。Z評点はP点の25%ウェイトを占めるため、Z点の改善は入札ランクの維持・向上に直結します。

⚠️ 上記の試算はCCUSレベル判定のZ点加点部分のみを抽出した概算値です。実際のZ1点数・Z評点・総合評定値(P点)は、他の技術職員の資格状況・元請完成工事高(Z2)・財務内容など複数の審査項目によって決まります。申請前には必ず行政書士等の専門家または都道府県窓口にご確認ください。

関連記事:【令和8年7月改正】CCUSで経審W点を最大15点上げる方法


CCUSレベル判定の申請手順(5ステップ)と費用

申請できる人

レベル判定の申請は技能者本人ではなく、雇用している事業者(または一人親方本人)が行います。事業者の管理者IDでCCUSにログインして申請する仕組みです。

現在の費用(申請手数料)

申請方法現在の手数料支援終了後
通常申請(能力評価のみ)実質無料(当面延長継続中)4,000円(税込)
ワンストップ申請(技能者登録+同時レベル判定)実質無料(当面延長継続中)3,000円(税込)

⚠️ 手数料の無料措置は「当面延長継続中」ですが、終了時期は未確定です。申請前に必ず公式サイト(https://www.ccus.jp/)で最新情報を確認してください。

申請の5ステップ

① 詳細型でのCCUS技能者登録
(簡略型では能力評価を申請できません)
② 就業日数・資格・職長経験の条件確認
(CCUSサポート診断ツールで確認可能)
③ 所属職種の能力評価実施団体に申し込む
(申込方法は団体ごとに異なる)
④ 必要書類を提出・審査(1〜2か月程度)
⑤ 審査通過 → 新しいレベルのカード発行
CCUS能力評価の申請手順5ステップ

注意:技能者登録は「詳細型」が必須です。 簡略型(2,500円)で登録している場合、能力評価を申請できません。2027年4月に簡略型は廃止予定のため、今のうちに詳細型への変更をおすすめします(変更手数料:2,400円)。

関連記事:CCUSの能力評価(レベル判定)申請手順を完全解説【2026年度 手数料無料】


申請でよくある失敗・差し戻しを防ぐポイント

実際に申請を代行していると、同じ原因で差し戻されるケースが何度も見られます。以下の3点を事前に確認しておくだけで、申請がスムーズに進む確率が大きく上がります。

❶ 簡略型登録のまま申請してしまう

最も多いケースです。技能者の登録種別が簡略型(グリーン・2,500円)のままでは申請受付自体が不可です。まず詳細型への変更(2,400円)を完了させてから申請してください。

❷ 就業日数がCCUSに記録されていない

2024年4月以降、就業日数はCCUSカードリーダーでタッチした実績のみが有効です。現場でカードをタッチしていない日はカウントされません。「何年も働いているのに日数が足りない」という事例が多く見られます。今後の現場では毎日タッチする習慣をつけることが最優先です。

❸ 必要書類に不備がある

各能力評価実施団体が指定する書類の様式・添付条件は細かく定められています。特に職長経験の証明(工事台帳・職長任命書など)は事業者側で準備が必要です。申請前に団体のチェックリストを入手して確認してください。


CCUS能力評価の審査期間と差し戻し対策

よくある質問(FAQ)

Q1. CCUSのレベル判定にかかる費用(手数料)はいくらですか?

現在は申請手数料が実質無料(当面延長継続中)です。支援措置が終了した後は、通常申請4,000円(税込)、技能者登録と同時のワンストップ申請は3,000円(税込)となります。申請前に公式サイトで現在の状況を確認してください。

Q2. 一人親方でも自分でレベル判定を申請できますか?

できます。一人親方の場合は自分が「事業者」かつ「技能者」のため、管理者IDを使って自分の能力評価を自分で申請することができます。ただし、技能者登録が詳細型で完了していることが前提です。

Q3. 就業日数が足りない場合、過去の現場経験は遡れますか?

2024年4月以降はできません。 以前は書面証明で過去の経験を認める「見なし判定」制度がありましたが、廃止されました。CCUSカードリーダーでタッチした就業実績のみが有効なため、今からでも遅くない、カードを毎日使う習慣を始めましょう。

Q4. CCUSのレベル判定対象は何職種ありますか?

2025年12月時点で49分野(国土交通省公表)が対象です。登録技能者の約9割をカバーしており、自分の職種が対象かどうかはCCUSサポート診断ツール(https://lv-asses-sup.ccus.jp/)で確認できます。

Q5. 技能者登録と同時にレベル判定の申請はできますか?

一部の能力評価実施団体では「技能者登録・同時レベル判定」に対応しています(ワンストップ申請)。手数料は通常申請より安くなる場合もあります。自分の職種の団体が対応しているかは、各団体へ直接お問い合わせください。


CCUSレベルアップを行政書士に相談するメリット

まとめ|今すぐできる3つのアクション

CCUSのレベル判定で大切なのは「自分の職種の基準を知ること」と「今日から準備を始めること」です。

アクション①: 公式ツールで現在のレベルを診断する
まずCCUSサポート診断ツール(https://lv-asses-sup.ccus.jp/)で、自分の職種・就業日数・保有資格を入力し、現在のレベルと次のステップを確認しましょう。

アクション②: 技能者登録が詳細型かどうか確認する
CCUSにログインして、自分(または自社の技能者)の登録種別が「詳細型」になっているか確認してください。簡略型のままでは申請できません。変更手数料は現在2,400円です。

アクション③: 毎日の現場でCCUSカードをタッチする
就業日数を増やす唯一の方法は、現場でカードリーダーにタッチすることです。今日からの積み重ねがレベルアップの基礎になります。


[2026-06-10 加筆: レベル別年収目安(令和7年12月改定), 配管・大工・内装仕上・塗装・溶接5職種の判定基準追加, 経審Z点シミュレーション(事業者向け)]


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参考資料

河合行政書士事務所

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代行費用の目安

技能者登録代行(詳細型) 18,000円/人 + 実費 2,500円(1〜5名)
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